今までの仕事|遠藤泰人 + 空間スタジオ

まきばトイレ
平成22 年度、第17 回千葉県建築文化奨励賞
(ユニバーサルデザインに配慮した建築物の部)受賞。
千葉県建築文化賞のサイトもご覧ください。講評がのっています。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/bunka/documents/17_7.pdf
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マザー牧場50 周年記念、まきばエリア・リニューアルの最初の仕事はトイレでした。
大規模なトイレを短期間で建てる必要がありました。
「質素にして豊か」をテーマに在来木造工法を採用しローコストに挑戦しました。
巾7.3m 長さ30m という大きなものです。
職員の長年の経験を生かして、様々な状況に対応できる内容となっています。
ベビーカーと一緒に入れるトイレもあります。
障害者用トイレも前室付きとしてあり、グループで来ても困らないようにしました。
内部は白木と白でまとめました。
テントの天窓からの採光も成功し、気持ちのいい清潔感のある空間ができたと思っています。
写真は入り口正面です。
左が女子トイレ、右が男子トイレ、正面が障害者用トイレ前室です。
マザー牧場は50 年前に作られましたが、当時から階段を使わず、車椅子を押してもらえれば、園内全域を巡ることができるようになっています。
勿論車椅子もベビーカーも貸し出しがあります。

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    外観です。
    右奥に見えるのは、リニューアル前のゲート施設です。

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    入り口脇にベンチを設けてあります。
    疲れた時だけでなく、家族連れでいらした場合など、トイレ使用時の待ち合わせなどの事を考えて設けました。
    とても喜ばれています。

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女子トイレ内部です。
化粧鏡と洗面器を分けてあるのは、大量のお客様の利用に対応する為です。

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    テントの天窓はトイレ内を素敵な光で満たしています。

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    内部にはアクセントと木の壁も使用しています。

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    トイレ前のベンチです。
    トイレの壁に寄りかかるというのは、やや気になりましたが全く問題はありませんでした。
    手前は夜間に閉じる片引きの扉です。

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    男子トイレです。
    ここは女子トイレに比べると変則的な小屋組が架かっています。
    在来工法ですが、金物で接合しているのできれいに納まっています。